侵入を防ぐ

マンションのよくある空き巣の侵入方法について書いたので次は空き巣を防ぐ方法について書いていきたいと思います。

前述したような空き巣に侵入されるマンションの条件を満たしていなかったとしても、当然狙われないという補償はどこにもありませんのできっちり対策をとっておく必要があります。
何よりも防犯意識を強く持つことが一番の対策です。
特に、マンションに住んでいると隣近所との付き合いが希薄になります。何かあった時に知らんぷりされる可能性は高いです。
自分の身は自分で守るという心構えを持って下さい。

マンションに住んでいる人はオートロック付きだから外部の人が入ってこれないと思ってしまいます。
しかし、オートロック付きだからといって空き巣や不審者が入ってこれないというわけでもありません。
必ず、外出時や、在宅時にもカギをかけておくようにしましょう。
短時間の外出でも、高層階の部屋でもカギをかけるようにしてください。

それから、玄関周辺にカギを隠しておかないようにしましょう。郵便受けや植木鉢などに隠しておくのは危ないです。

さらに、ワンドアツーロックを徹底しましょう。補助錠は単なる飾りではありません。必ず両方のカギを毎回施錠するようにしましょう。

マンションの防犯

マンションに住んでいる人がどのような対策を行ったらいいのかについて書いていきたいと思います。

空き巣に狙われるマンションには共通点がいくつかあるということです。
例えば、駅から近いマンションは狙われやすいです。半径500m以内の物件がよく狙われるそうです。空き巣にとってもアクセスしやすい立地だからでしょうか。
そして、4階建て以下のものが多いそうです。
さらに、管理人が常駐していないマンションであまり古くない、小規模のところによく空き巣が入ると言われています。

この条件を踏まえてさらに注意点について書いていきます。
まず、4階建て以下の低階層のマンションで、なおかつ1階と2階、それに最上階の部屋が狙われやすいのだそうです。
4階程度マンションなら屋上からでも侵入することができます。あまりに高いマンションだと最上階からベランダに侵入するのは危ないですから、避けるのでしょう。

しかし、高層階だからといって油断できるわけではありません。
5階建て以上の高層階のマンションの高層階に住んでいる人たちは高い家賃を払っている富裕層だということいになります。高所得者の部屋だということで狙われやすいそうです。
非常階段から屋上にあがってそこからロープなどをおろしてベランダに侵入し、窓をあけて入ってくるそうです。これを専門用語で「下がり蜘蛛」と呼んだりするそうです。

空き巣の徘徊

空き巣はターゲットになった家の周りを一週間近く徘徊していることがあると言われています。
家の周りで同じ人を何日も見かけたりしたら警戒を強めましょう。近所の人に注意を呼びかけたり、場合によっては警察に相談しておいてもいいかもしれません。
いかにも不審者という格好をしていなくても、見慣れない人が近所をうろうろしていたら注意しておいたほうがいいでしょう。

近頃の空き巣で一番多いのがスーツ姿で行動する人だそうです。
スーツ姿ならアタッシュケースを持ち歩いて住宅街などを歩き回っていても怪しまれることが少ないそうです。セールスマンや営業のサラリーマンかなと思われます。

スーツ以外だと動きやすいジャージ姿や作業着姿が多いそうです。
作業着は住宅街をうろつくのには目立つ格好ですが、マンションに侵入したり、屋根にはしごをつかって登ったりするのには怪しまれません。作業着に業者のロゴマークのようなものが入っていたら「〇〇さんのお宅でなにか工事でもしてるのかしら?」と近所の人からもあやしまれることはありません。

下見の時には作業着ではなく私服でうろついている可能性もあります。公園のベンチに長時間座っていたり、人気のない神社などを拠点にして行動していることがあるそうです。

近所の人達と協力して不審者がいたら街から追い出すようにしましょう。

 

子供を守ろう

不審者のターゲットになるのは家や財産だけとは限りません。子供がその標的になってしまうことがあります。
空き巣に入る家を探しているのと同じで、小学生の登下校時を見計らってターゲットの子供を探している・・・とか考えるととても怖くなります。
自分の家の子供はもちろんですし、地域ぐるみで子どもたちを守っていきたいですね。

学校や家庭で子どもたちに防犯対策を教えていると思います。
「知らない人についていかないように」と教えられることは多いです。
しかしこの「知らない人」というのが要注意です。
子供にとっての知らない人がどの程度なのかが明確にされていないからです。

例えば、公園で毎日見かけて挨拶をしているおじさんはその子供にとって「知らない人」とは認識されないかもしれません。
それに、道で声をかけられて道案内を求められたら高学年くらいの責任感のあるしっかりした子なら道案内をしてあげようと思ってしまうかもしれません。

親や先生が教えている【知らない人についていかない】ということはどういうことなのか、具体例を挙げて教える必要があります。
子供の性格に即して教えていくことも大事です。
人見知りが激しいおとなしい子もいればしっかりしていて人懐っこい子もいます。
そういう子に対して「見たことがない人」や「名前を知らない人」「お父さんお母さんが合ったことがない人」についていかないように、と教えていく必要があります。